【「孤帆（こはん）」の刊行について】
文芸雑誌「孤帆」は小説を書いたり読んだりすることを楽しむ雑誌です。とうやまりょうこが企画し、編集し、発行します。
私はこれまで自身の生活を掘り下げることで、何やら（人間の）真実のようなものが見えるのではないかという妄信のもと（若い頃には妄信も大事なものです）書き続けてきたのですが、最近は他人や現象や風景や、その中で生まれる物語に興味が移っています。これはこの３年通っている絵画教室のお陰だと思っています。だからこれからは、読者にこんな風景を楽しんでほしいとか、こんな面白い人の話を小説にしようとか、そんな、おのれとは離れた場所から作品作りをしていきたいと思っています。
小説の雑誌ですが、より多くのみなさんに楽しんで頂けるように、私の住んでいる魅力的な街「横浜」の情報も盛り込みます。
仲間たちは、私がこれまでに出会った小説書きたちです。一筋縄ではいかない、気の置けない、愉快な仲間たちです。投稿したい方はぜひご連絡ください。
よりおもしろい雑誌をつくることができるように、小さな歩みを続けていきたいと思っています。
とうやまりょうこ
【とうやまりょうこについて】
とうやまりょうこ
1977年川崎市生まれ。
1997年法政大学文学部日本文学科入学。在学中同大学文芸研究会に所属。
2000年から「婦人文芸」同人、2006年〜2015年は同誌編集責任者。
2001年電子書籍２タイトルを文芸社より刊行。
2002年から文芸誌「孤帆」主宰。
2005年法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程卒業（修士論文は井原西鶴「万の文反古」の作品論）。
2007年森田雄蔵賞受賞（「小説と詩と評論」主宰）。
2009年「季刊文科」第45号（2009年７月）に「同人雑誌の周辺」を寄稿。
2014年全作家文学賞・佳作を「多生」で受賞。同年「季刊文科」第64号に「孤帆」から作品「他人」が転載。
2015年同誌第65号にエッセイを寄稿。
主宰する「孤帆」は多方面から評価され、2015年「文芸年鑑」の伊藤氏貴氏「概観／同人雑誌」でとりあげられる。
【所在地】
神奈川県川崎市
【Blog/SNS】
■とうやまりょうこの文学のプリズム
